桜が舞い散る頃に・・・ (完結)
「あぁ」
ガチャ…バタン
「・・・」
行っちゃった・・・
「俺のところにいるより、美穂っていう人といた方がいいよね」
そう、自分より・・・
「考えるのはやめよう、今夜もあるんだ。さっさと寝よ」
そう言い聞かせて
ピリリッ…ピリリッ…
「んっ」
今度は誰だよ。
ピッ
『もしもし』
『ちょっと、梓!今あんた何処にいるのよっ!』
『どこって、家だけど?』
時刻を見るとすでに夕方になっていた