桜が舞い散る頃に・・・ (完結)

「よく無いから言ってんの!」


「・・・分かった。気を付けるよ」


「うん、よろしい」


ニコニコ笑う真穂。それに、俺、じゃなくて私の頭にはハテナマークしかなかった。


「さ、寝よ?明日に備えてさ」


「う、うん」


「お休み〜」


「お休み」


パチッ


電気を消し布団に潜り込んだ。


(もし、悠太が戻ってきたらいろいろと話そう。きっと、寂しい思いしてるはずだしね・・・待ってて、もう少しで迎えに行くから)



と、内心に小さい誓いをたて、寝たのだった。

< 76 / 274 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop