桜が舞い散る頃に・・・ (完結)
「うん」
「良かった〜」
と、ホッとする真穂
ガチャ
「?」
戸がいきなり開き、振り向くと
ギュッ
「!」
急に視界が真っ黒になってしまった
「梓っ…梓っ…」
「ゆう、た?」
「うん、僕だよ」
「っ…悠太!」
目が覚めた悠太に抱き締められてることに気が付き抱きしめ返す。
「梓、ありがとう。真穂もありがとう」
「うちはおまけかっ!」
「違うよ」
良かった、悠太が目を覚ましてくれて。
もし、目が覚めなかったらと思うと切ない気持ちになる。
「梓?」
「ん?なに」
「泣いてるの?」
「えっ」