バニラ
。.*.。.*.。.*.。
「大丈夫ですから!
降ろしてください。」
「何言ってるんです、ふらふらしてて、
大体あなたは軽すぎます。
ちゃんと食べてるんですか?」
「食べてますよ。
いつも賄い戴いてるじゃないですか。」
「そうですね。今度はちゃんと栄養も考えて出さないといけないですね。」
「いや、そういうことでなく。」
いきなりお姫様だっこされて、
顔から火が出るくらい恥ずかしい。
和臣さんてば、物腰が柔らかい癖に、
ガテン系なんだもん。(古いか?)
「ふうっ」
公園の傍に通りかっかったところで、大きくため息ついた。
「さすがにこのまま店までは行けそうにないか。
そこのベンチで一度休みましょう。」
まるで壊れ物を扱うようにベンチに降ろされる私。
「だ、だから大丈夫って言ったのに!」
ははっって笑って、
「待ってて?」
そう言って、わたしのかたにポンと手を置いてから、
ちょっと離れた自販機にドリンクを買いに行ってしまった。
「大丈夫ですから!
降ろしてください。」
「何言ってるんです、ふらふらしてて、
大体あなたは軽すぎます。
ちゃんと食べてるんですか?」
「食べてますよ。
いつも賄い戴いてるじゃないですか。」
「そうですね。今度はちゃんと栄養も考えて出さないといけないですね。」
「いや、そういうことでなく。」
いきなりお姫様だっこされて、
顔から火が出るくらい恥ずかしい。
和臣さんてば、物腰が柔らかい癖に、
ガテン系なんだもん。(古いか?)
「ふうっ」
公園の傍に通りかっかったところで、大きくため息ついた。
「さすがにこのまま店までは行けそうにないか。
そこのベンチで一度休みましょう。」
まるで壊れ物を扱うようにベンチに降ろされる私。
「だ、だから大丈夫って言ったのに!」
ははっって笑って、
「待ってて?」
そう言って、わたしのかたにポンと手を置いてから、
ちょっと離れた自販機にドリンクを買いに行ってしまった。