オオカミ女が恋をした!?
昼休み。



一人だったから(悲しいけど)読書。



ミステリー小説で、けっこう面白い…と、


「何読んでんの?」


話しかけてきたのは、


男子。。。



委員長の長瀬くん(下の名字は知らない)


小さくて、目が大きい。


女子にも臆さず声をかける人。



こういう人なら、まだマシだな。。。



「『時の止まった部屋』」


話しかけられそうと思いながら


題名しか言えない私って。。。




「へえ。


 恋愛?」



「ミステリー、かな」


恋愛要素0デス。



「珍しー」


「な、何で?」



「だって、女子って言ったら恋愛じゃない?」



え、そうなの。


「そ、うなのかな…」


「そう思ってたけど、違う?」


イコール私女子力0?


この小説の恋愛要素並み?


ショック…


「あ、なんかゴメン…」


「謝らなくてもいい…けど」


「けど?」


「率直だね…。

 素直っていうか…」


「地味に傷ついてるね」


うん、そうだね。
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