オオカミ女が恋をした!?
やっと最寄り駅に着いた。。。



「…私ここだから…」



「あ、じゃあ僕もここで降りる」



ハァッと振り向く。



「ここじゃないじゃん!!」



「いーのいーの」



よくないからね!!


全然よくない。。。




「さあさ、降りよう」


「マイペース…」



いや、自由人かな。



手を引っ張られながら、電車を出て―――



「さ、触らないでよ…!!」


心臓が一気にバクバクする。。。



「えー。


 まさか男子と手、繋いだことない感じ?」



「/////」



言ってしまった…



「まあ男に不慣れなら仕方ないよね」



…そうよね!


気を落とすことないよね、今さら!!


良かった、何私しょんぼりしてたんだろう!!



「男に不慣れで悪かったわね…!!」


「僕は悪いとは言ってないけど?」


この、この…



この、腹黒王子め!!!!
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