オオカミ女が恋をした!?
家に帰ると、王子さまのことを思い出してしまった。



赤面。


カッコよすぎる。。。



あんなイケメン、見たことない。


心臓のドキドキが止まらない。



ダメだ。


ベッドに突っ伏す。



私、やっぱり男子と喋れない



というか、あそこまでのイケメンと話せる人いる!!??




あ、



可愛い人は話せるよね~~~~…




今さらだけどさ。



運命って残酷だと思いません!?



顔で色恋できるか決まっちゃうんですよ!?



…こけしにできるの、恋が。





無理無理無理無理!!



空気を掴もうと頑張ってみる。



あたしが恋愛するとか、

人類が手で空気を掴むくらい、不可能。



溜息をつく。


ネガティブだな~

でも、仕方がない。


だって…!!


「おねぇちゃん?」

ドアの向こうから聞こえてくる声。


「何ー」

「雑誌貸して」

「雑誌ィ?

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