小雪くんが私に冷たい理由。
「小雪…、くん。頼みたいことが…」






ある日の放課後だった。





その日たまたま日直だった、私は





丁寧に、黒板を消していた。





背の低い私には、とても届かなかったから、





初めて、この人に話しかけたんだ。





小雪 泰我(こゆき たいが)くんに。




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