小雪くんが私に冷たい理由。
「…………笑顔見るのうぜーの。」






そう言って、彼は静かに教室から出ていった。





「は、はぁ~~……」





へなへな……と効果音が出そうなくらいの勢いで、その場にしゃがみこんだ







本当に、怖かった………。






どうして、私のことが嫌いなのに、あんなにキスしたりしたの?






もしかして、八つ当たりされたとか?







そんなことを考えながらも、私は家に帰った。







そういえば、今日優くんと帰る約束してたんだっけ…。






私は、




(ごめんね、日直の仕事で帰れなかった。連絡まで遅れてごめんなさい。)





という、メールを優くんに送っておいた。





嘘をついたことと、小雪くんとのことで、私は罪悪感を感じていた。







ごめんなさい。と謝りたい気分だ。







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