小雪くんが私に冷たい理由。
「今行く~!」




そう言って、真美の元へ小走りをした。




今は何も考えないでおこう。




小雪くんなんて、知らないもん。




無関係の人と思えばいいんだよ。




そう……、





今は、海のことだけ考えて楽しもう。




そう思い、鞄をぎゅっと握りしめた。





「美香、楽しみだね!」




「うん!そうだねっ」




笑顔で、笑顔で





忘れよう______




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