僕の彼女は未来型(Lastsiensficton)
『椎名くんも、未来の建築の課題をやってるの?』


響子は、隣に座りながら微笑んだ、


その笑顔は、誰でも幸せにしてくれる様な魔法の笑顔だった。
太古の日本の指導者は女性だったのはうなずける。
クレオパトラだって・・楊貴妃だって世界を見てもそうだ。


笑顔は人を幸せにさせる。

『あっ・・・うん、中々、浮かばなくて、未来って難しいね・・映画や漫画の未来なら描けるけど・・現実を踏まえた未来って中々』

響子は頷きながら、答えた

『漠然とした未来を描くのは、やはり、現在を踏まえないといけないからね、私達は、架空世界の未来では無くて現実の延長線上の未来を考えないといけないからね』


『そうだね・・・』


『漠然としているなら、何かポイントを絞って、未来を考えたら、ヒントが見つかるかも?』


『そっかぁ!』


『私も、実は同じように悩んでいて、介護施設を考えたから』


『ありがとう』


彼女は優しく微笑んだ。


『響子!』


響子の仲間らしき男女が、響子を呼んでいたので、挨拶をして、別れた。


響子は仲間にも同じ様な笑顔を向けた。


響子と話せて嬉しくて、また貴重な時間だった。 


響子と話してから、何故か閃きの様に、幼稚園が浮かび僕は、未来の幼稚園をスケッチブックを開き描いた

遊具から建物全体の雰囲気柔らかい暖かさを考えて、遊具も機能的であり、新しいイメージで描いた

図書館は九時に閉館なので僕は、追い出される感じで出た。


星が綺麗に夜空に広がっていた、人工的な都市の光が地上を照らす

星空を見ながら帰る、私鉄沿線沿いの線路を見ながらゆっくりと歩く。


行き交う人の少ない薄暗い路地を歩いた時、ラジオの周波数を合わせる様な音が耳に響き、巨大な雷が落ちたような閃光と地響きがした、僕は近くのガードレールに寄り掛かりながら、揺れが納まるのを待った。




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