僕の彼女は未来型（Lastsiensficton）

地響きが鳴り止み、僕は辺りを見た。


青白い閃光が、暗闇に見えた、僕はその方向に歩くとその中に、見慣れない、まるでSFで見たような黒いボディスーツを着込んでいた白髪の色白の青年が突然目を開くと、周りの揺らぎが風船を破裂させたように、瞬間的に消えた。


白髪の青年は、こちらを見ると、少し考えているようだった。


やがて、口を開いた。


『時は開かれた・・今この瞬間に・・・そして、貴男には死んでもらう』　


右手を前に出すと、何やらつぶやくと、右手が朱色に輝く。


『なっ？？』　


朱色の光が放たれて、僕は辛うじて、それを避けたみたいだったが、光が放たれていたであろう場所には、丸い陥没が出来ていた。
赤い火花が散っていた。　

『死んでもらわないと・・貴男には・・』


表情を変えずに彼は、再度右手を前に出した。


初めは奇跡的に避けたが、二度目は難しかった。　
腰を抜かしていたからだった。


『助けてくれ・・・』


叫び声をあげるのが精一杯だった。


『了解―――』　



『マイ、マスター』



そう女性の声が聞こえた気がした。


痛みが全身を貫くと思っていたが、痛みは無かった。

目をゆっくり開くと、目の前に、白く輝くボディスーツに身を纏った少女が立っていて、何やら両手で光の歪みを作り遮っていた。


『敵と認識、該当No.2694時の解放組織、ギザ、戦滅・・・』


少女は短い黒髪がよく似合う華奢な感じの子だった。光を防ぎきると、今度は右手をを腰に回して、小さなバトンの様な筒を握った。

『貴様・・・時空管理課のエージェントかっ！』


彼女はニッとして笑うと後ろ手で小さな筒の様なものを強く握ると、青白い光が出て剣の形になる。


彼女と黒服は対峙しながら間合いをあけ、互いに隙を狙っていた。


『世界は変わりつつあるんだ・・・』　


黒服は叫びながら、地面を蹴った。
朱色の光を放つ剣を前に出した、彼女はその剣を受けながら、黒服に蹴を放った

黒服は蹴を受けると、後方に飛ばさせられる。