生きていかなきゃ
とぼとぼと1人歩いて帰る通学路は、中学生の時と気持ちが変わらない。
自分の家に帰りつく。
「お帰り!!ドール!」
まだ春休みなゲリやジョウ達が、お出迎えしてくれる。
みんなが今日まで春休み。
ここにいる子はみんな真面目だから、宿題なんかとっくの昔に終えている。
だから私が帰るまで、誰もが自由にしていたはず。
ただ中学生のケリミは、始業式が終わって少ししたらテストがあるため、
それに向けて勉強している。