生きていかなきゃ
「大体あたしにそんな口聞いていいと思ってんの?」
怒りの矛先があたしに向けられた。
元々イライラしていたあたしは、この場を沈めようとは思わない。
「は? こんな卑劣なことしてる人に畏まれって?
どっかの大臣じゃああるまいし。
あんたには命令形で十分なんだよ!」
あたしが言い終わった瞬間、ものすごい勢いで頬をビンタされた。
「前々からあんたのこと、気にくわないって思ってたのよね。
あの時の決着、つけようか」