生きていかなきゃ
あんたを守ってやる
あれから一週間が経った。
ジョウは毎日のように友達をここに連れてくるため、その子はすっかり顔馴染みとなった。
だからと言ってみんなが明るく話しかけるわけではなかった。
年の差ももちろんあるわけだが、一番の理由は帰る場所がある幸せがあるということ。
僻んでるわけじゃないけど、それぞれあまり関わりたくないようだ。
「おまえはまだ俺たちに反抗してるつもりなのか」
いつもいつも全員分を用意するリトルデビルの
ご飯を、自分の分を無視して新たに作る私。
それに満足しないキングデビルが、料理しようとする私の後ろに立って言ってきた。
「あたしの勝手じゃん!」
みんなが食堂に集まって着席する中、私は一人歯向かっている。
自然と空気が張り詰められる。
私の言い分に、頬をビンタするキングデビル。