生きていかなきゃ

担任だって今のクラスの状況を知ってるくせに。


わざと知らないフリをして、このままことを終わらせようとしている。



まぁ仕方ないことだ。


あとは卒業を待つだけだから。


担任も気を抜いてるし。



「无潟さんは〜、風呂に入りにいきました〜」



いじめの主犯、花瑤が言う。


それに同調するかのように、クラスは小さく笑いを堪えている。



「は?

何言ってんだよ。


まぁ…とにかく…そういうことか」


< 24 / 373 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop