生きていかなきゃ


時間が経つにつれ、あたしは思う。


何であたしが反省文を書かなきゃいけないのって。


あたしは悪くない。


一番悪いのは花瑶だ。


それなのに先生はそんなこと思ってもみず、あたしを悪者にする。


とりあえず今藤に怪我させたことについて、反省の文を書くことにした。



頑張ってもそれは八行しか書けず。


ざっと見50行はある紙に、嫌な思いしかしない。



とにかくこの宿題は明日に後回しすることにした。



するとクーコとゲミとケリミが部屋に入ってきた。


寝る時間になったようで、布団を敷き始めていた。


「ドール!」


だがクーコだけは違った。


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