生きていかなきゃ
勉強机の椅子に座ってるあたしに、抱きついてくる。
相変わらずそんなクーコの笑顔に癒されるあたしだった。
「きょうはいっしょにねようよ!」
あたしの腕を揺すりながら言う彼女。
断りきれない瞳をされる。
今日のうちにやっておきたい宿題が残っている。
断ろうとするが…
「やだ!
クーはドールといっしょにねたい!」
と甘えてくる。
宿題に関してそこまで重要性を感じなかったから、あたしはそのままクーコに言われるがまま一緒に寝ることにしたのだ。
「ドール…」
小さく呟かれたケリミの声に気づかずに。
翌日。