生きていかなきゃ

昨日みたいに皆を送り出すと、あたしは部屋に閉じ籠った。


学校から出された宿題を片付けるため、今熱心に取り組んでいる。



だが、集中できない。


なぜだか今藤が頭から離れない。


あの今藤だよ?


あいつの存在が離れないとか、あたしどうかしてる。



頭を振って忘れようとしても、その効果は一時的なものだった。



なんとか勉強の分の宿題の終わりが見えた。


用意された昼食を取り、一旦休憩をすることにした。



『何で。

あの時は、何も頼んでなかった。

それなのに俺を助けた。


せっかく覚悟ができたたっていうのに・・・。


どうしてそれを無視したんだよ!』


今藤の言葉を思い出し、動きが停止する。


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