生きていかなきゃ

何の用事?


謹慎になった経緯を話してから、話してなかったけど。


もしかして今藤のことを報告しに来た?


いや、わざわざそれはない。

だって久佐野はあたしがいつ学校に来るか知ってるから。


今はよくわからないけど、明日学校に行けばわかることだ。


「それで… 何か言ったの?
その男に」


「何も言ってね。
なんか堂々としてたし、話しかける必要もないと思ったから」


「ふーん」



あたしはそう言って、待たせていたクーコと部屋に向かい、風呂の支度をして入浴した。




「聞け」


日が変わり、あたしは学校に行こうとした。


すると背後からあたしを止める声が聞こえた。


キングデビルが、あたしに何か言ってくる。



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