生きていかなきゃ
「いいか?
もうこんなバカなことするんじゃねーよ」
キングデビルはそれだけ言って、あたしの元を去った。
本当はあたしはそこまで悪くないとも知らず。
あたしはキングデビルからの注意をとどめることなく、学校に向かう。
「頑張れよ」
途中スモークがそう言ってくれた。
ちょっと嬉しかったかも。
下駄箱を開けると。
ごみで溢れ返っていた。
誰かに見せたいほど、大量に入っていた。
花瑶の仕業か。
あたしは下駄箱に入ってるごみ、全てを花瑶の靴箱に入れた。
通行してる人は、何してんだ、って戸惑っていた。
教室に入る前に、水道で手を洗う。
それから教室に入ると、一瞬だけ空気が変わったのがわかった。
だがあたしはそんなこと気にせず、花瑶が居る席の前に立った。