生きていかなきゃ
あえて訂正しようとは思わないが。
「先生はあたしの何を知ってるんですか?!
本当のことも知らないのに、ガミガミ怒らないで下さいよ」
自分が子供なのか、それとも大人になりかけてる高校生なのか。
わからない。
あたしは校長に反撃すると、すぐに校長室をあとにした。
あたし、退学だよね。
教室に戻る。
微妙な変化に気づくクラスメイトは、少なくないだろう。
おどおど見てくる人たちを当てにせず、ただ普通にすることにした。
時間がいつものように過ぎる。
花瑤が今藤に何もしてない。
そして朝、あたしにやってきた。
標的はあたしに変わったんだろうな。
よかったじゃん、今藤。
もう恥を書くことなんて、無いんだから。