生きていかなきゃ

ゲミは焦って応答している。


そっか。 意識し始めたんだ。



「そんなに必死に否定しなくても、わかってるよ」


「もー」



「なになに?

どういうこと?」


まだ小学3年生のジョウにはわからないみたい。



「ジョウはまだわかんなくていいの!」


そう言ったゲミは、さりげなくジョウと距離をとった。



「どうしたんだろ?ゲミ。

ドールはわかってるんでしょ?


教えてよ」


< 33 / 373 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop