生きていかなきゃ

ジョウは興味津々にこちらを見る。


それに比べてゲミは、下を向いてランドセルを握りしめている。


ゲミの思っていることがわかる。



「そうだねー。
じゃあジョウがもうちょっと大きくなったら、教えてあげる〜」


「けちぃ」



ゲミの気持ちに答えてあげる。


ジョウにはかわいそうだが。



「もういいよ!」


ちょっと拗ねてしまったようだ。



だけど態度とは裏腹に、可愛いげのある行為をして来た。


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