生きていかなきゃ
目を覚ますと、毛布がかけられていた。
誰がやったのかを知るために、首を動かす。
すると向かいのベンチにスモークがいた。
「スモーク、何やってんの?!
イッテ!!」
突然起き上がり、勢いよく言ったため、頭が痛みを走らせた。
「もっと落ち着けよ。
おまえを見れば、大体のことはわかるから」
そっか。
だからここもわかったんだ。
あれ?
あたし、制服着てない...
普段着になってる...。
「あたしの制服は?」
「あー。
着替えさせたら、手洗いしてきて、今乾かしてる。
匂いも取れたぞ」
あたしのためにスモーク、そんなことまで...?
「いやいや、今スモークテスト期間じゃん!
呑気にあたしなんか構ってる暇なんか...」