生きていかなきゃ
「どうして私には母親がいないの?!
母親がいないからって、何でこんな辛い目に遭わないといけないの?!」
ケリミはひたすらキングデビルの胸を叩きながら訴えいる。
「おまえは母親に見放されたんだ。
その時からもう明るい人生ではなくなるんだ」
彼はケリミを冷たく切り離すのだった。
それが気に入らなかったのか、彼女の怒りはヒートアップする。
「キングデビルのせいだよ!
あんたがこんな生活を強いるから!
ここにいる子みんなが不幸なんだ!
もう嫌だよ!」
ケリミはそう言って、近くにあった机を倒した。
「ケリミ、落ち着いて!」
それが引き金になったのか、次に彼女はそこら辺にあるものを投げ始めた。
あたしは滅多に発狂しないケリミに驚いて動けないでいる、クーコとデルの元に行った。
「私がなにしたって言うんだよ!!
悪いこと何ひとつしてない!!」