生きていかなきゃ
爆発している彼女を、あたしは止められない。
次にケリミは棚を開け、食器を次々に落として割って行った。
「こんなのも要らねぇんだよ!!
目障りだ!!
何もかも消えろ!」
「ケリミ、やめろ!」
あたしはケリミを棚から離そうとした。
離れてくれたものの、怒りは収まらない。
「ドールはいいよね!
今いるその人だって彼氏なんでしょ!
私なんかは彼氏がずっとついてきてくれるわけじゃないんだ」
ケリミ...。
あたしはどうしようもなかった。
再び続くケリミの暴走は止められない。
「私なんか、生まれてこなけりゃ良かったんだ!!」
そう彼女が言って大きなお皿を投げた時だった。
クーコやデルのいる窓の方に向かって、皿は飛んでいった。