生きていかなきゃ
「いて!」
消毒液を優しく塗ってくれるリトルデビルに、ビクッと腕を震わすあたし。
傷口に滲みて、思わずの行動。
リトルデビルはなるべく痛まないようにと、処置してくれる。
「ありがとう」
一応と、包帯を巻かれた両腕。
手にも少し巻かれた。
リトルデビルの処置さばきは凄かったと言える。
部屋のドアを開けようとすると、ドンっと音が鳴った。
何だろうと不思議に思って入る。
すると久佐野が......ケリミを馬乗りにして彼女の服を捲ろうとしていた。
「何してんの!?」
あたしは久佐野を蹴り飛ばした。
そしてケリミを気にかける。
「大丈夫?」