生きていかなきゃ
何でケリミで解消しようとするんだよ。
あたしは事務室に連れてきた。
鍵が無いのが不満。
そして久佐野を一番奥のソファに、座れと言わんばかりに突き飛ばした。
「そんなに傷ついた身体が見たいなら、あたしが見せてやる」
挑戦的な目をして、あたしは服を一枚一枚脱いでいった。
「お、おい....」
何であたしだと戸惑うんだ。
だけど止めようとしない。
あたしは下着一枚になった時に、それを腹の上まで捲った。
「......!!」
あたしの傷ついた体に、言葉が出ない彼。
「ケリミより汚いけど、嫌がる彼女のを見せるよりましだ。
おまえはわかったのか?
ここにいる子たちの、心の痛みが」
「あぁ」
あたしの問いにコクンと頷く彼。