生きていかなきゃ
こんなこと言ったら2人のためにならないってわかってるのに…。
だけど言わずにはいられなかった。
嘘を言いたくなかった。
気持ちが葛藤する。
「もういいでしょ、デル。
おとなにはおとなの事情があるんだから。
まだクーたちは、そこに入り込んじゃいけないんだよ」
クーコがあたしの助言をしてくれている。
驚きでいっぱいである。
「そう…」
クーコの説得にようやく諦めてくれたデル。
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