生きていかなきゃ

女っ気ある振る舞いしてねぇんだから」



「なんだって…!!」


「もうやめて!


ケンカなんて…よくないよ…」



横にいるクーコが悲しみを込めてあたしたちに訴えてくる。


ついつい抑えきれなかった言葉に、今更後悔するあたしだった。



「いいか、クーコ。

これは喧嘩じゃないんだ。


単なるいきちが…」



「こっちが悪かった。

ごめん。


あたしから悪いことを言ったんだ」



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