生きていかなきゃ

冷蔵庫にろくなものが入ってなかったため、あたしはカレーを作った。


一方…


「よかった、食えるものだ…」


と前から小さな声でポツリと嫌みな言葉が聞こえた。



―――――――――


晩御飯を食べ終わり、後片付けをしている。



「手伝うよ」


あたしのひとつ年下のケリミが言ってくれた。



ケリミとは年が近いし、同じ性別だけど…


あまり話さない。


ケリミは寡黙な人だからな。



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