生きていかなきゃ
そんな彼女と共に、あたしは目を瞑り眠りについた。
<翌朝>
一番に起きる。
まだケリミやクーコ、ゲミは寝ている。
部屋の中が寒い。
起きるのは辛いが、どうせ後で起きなきゃならない。
そう思って部屋から出た。
居間へと行く。
冷気で包まれている部屋に、暖房機を点ける。
早く点かないかなぁと思いつつ、ヒーターの前で体を震わせる。
すると突然後ろから、あたしをギュッと包んでくれる人がいた。