【短】微熱。
「んじゃぁッ、何でッ、




 何でッ迷惑そうに答えるの?」




あぁ、もう分かってくれよ。




俺の気持ちに気づいてくれよ。




「迷惑じゃねぇから・・・。」




俺まで泣きたくなってくる。




「迷惑なんかじゃねぇよ。




 大事にしたいモノなのに、




 大事にできねぇんだよ。」




何がと言うように瑠璃は顔を上げた。




「わかんねぇの?」




瑠璃はコクンと頷いた。




「それはね・・・。」




ここまで自分で言ったにも関わらず




口が止まりそうになる。




まただね、瑠璃。




君はまたその瞳で俺を見るんだ。




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