【短】微熱。
「おはようッ!!」




朝、学校に行くべく門を開けたら




そこには元気そうな瑠璃がいた。




「はよ。瑠璃。」




「一緒いこ。」




俺と瑠璃は2人並んで歩き出した。




他愛のない話も途切れることない。




でも・・・。




「麗、結婚するんだね。」




「あっ、うん。そう。」




さっきから上の空じゃないか?




タイミングよく信号が赤に変わる。




肩にポンと手を置いてみた。




「んギャッ!!!」




「瑠璃、どうした?」




なんか変だ、今日の瑠璃。




きっとさっきのも偽りの笑い。




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