シークレットラブ~Boys~
・・・・・・なんだ?



疑問に思っている間に。





「きゃっ!!!」



すっ飛んで行ったものは、彼女に体当たりをくらわした。





俺は反射的に立ち上がる。



だって、その、体当たりしたのって・・・・・・


確か、俺のクラスの三國(ミクニ)って奴だ。




三國みくっていう、面白い名前だったから、覚えていた。






って、なんで三國がここにいて・・・体当たりしてるんだよ?




かなり疑問に思ったが、とりあえず2人のところへ走った。




彼女は倒れていて。

その上に、なだれ込んだように三國も倒れていた。




「いっ、たぁ・・・」


「大丈夫ですか?」



呟く彼女に、俺は慌てて手を差し伸べた。





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