シークレットラブ~Boys~
さらりと冷たくいいのけ。


あーちゃんは肩に回していた俺の腕にチョップを。




「いったー!

あーちゃんひでぇ!」


「部長!あたし、もう一周走ってきます。」



あーちゃんは俺の叫びを無視し、颯爽とグラウンドを走り始めた。





「あーあー。

あーちゃん今日も俺にひどいよなー」


「メグがチャラいからだろー」


「・・・・・・・・・鈍いよりはマシじゃん。」


「は?何のことだよ。」


「べっつにー」



あーもーホント。


なんで気付かないかね、こやつは。



苦い気持ちになっていると。





「・・・・・・・あ、由美!

お前、それ、重いだろ!俺運ぶから!」



広大がいつの間にやら由美のところへ駆けて行った。


ほーんと、由美一筋だよなぁ。





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