シークレットラブ~Boys~
「・・・・・・えっ・・・」


彼女が、目を見開く。





「え、あ、その・・・

ご、ごめん・・・・・・あ、あたし、その・・・

す、すすす、好きな人がいて・・・・・・」


「知ってます。」


「へ?」




顔を赤くしてもごもご言う彼女を、俺は真っ直ぐに見つめた。





「知ってます。

先輩に好きな人がいることも。

先輩の好きな人が誰かも。」



彼女が、更に目を見開く。





「約一年間、ずっとずっと見てました。

気付かない方がおかしいです。


先輩。

今すぐにはとはいかないけど・・・


俺、絶対。

絶対先輩に、俺の方見てもらいます。



だから・・・・・・覚悟、しといてください。


卒業したからって、俺、諦めませんから。」





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