本当にすきなひと
「結衣、熱あるの?」


健太くんは手をあたしのおでこにあてた


「ふぇっ!ないよ」


やばい変な声でた!!


「うーーん。熱はないみたいだね!
よかったぁ

まだ、授業はじまったばっかりだから、
この時間は一緒にさぼろ!」


ほんとは授業うけないと、成績やばいんだけど…でもまぁ、途中からいってもわかんないし、いっか!


「うん!もしかして、あたしがねているあいだ、ずっといてくれたの?」


「うん

結衣の寝顔可愛かったよ」


「えっ!!なにそれっ!

もうっ!からかわないでよ////!!!」


やばぁい。もう嘘だってわかってるのに
なんでこんなにてれてんの、あたし!


「からかってないよ。ほんとにかわいい」


え。なにその真剣な顔。
もしかして、健太くん、ブス線…?


「うーー。ありがとう…」



「もっと自分に自信もちなよ!」


チュッ



えっ?!えっ!?あたしいま、ほっぺたにキスされた!!!???えーーっ
どうなってんの?


「あの…!!!???」



「あ、、ごめん。つい、かわいすぎて」


やばい…どうしよう
きまずいよ…
あたしキスされたのはじめてなんだけど

でも、口じゃなくてよかった!
はじめてのキスは、爽太とできるといいなぁ…

なーんて。


てか、健太くんってチャラ男?!

ふつう、だれにでもキスしないよね?

あたしだけ…??いや、それはないな。


「あっ!あのっ!

健太くんって、食べ物なにがすき?」


あたしってば。なにきいてんの。
小学生かっっ!!


「ふふっ

結衣は、おもしろいね。

そーだなー。んー、シチューかな」



そんな話をしていたら時間はすぎ、
お昼休みになった。
< 27 / 29 >

この作品をシェア

pagetop