危険なアイツと同居生活
蒼の身体に手を回す。
初めて抱きしめた蒼の身体は細身で、だけど筋肉質。
AV女優なんて言われたりしたけど、抱かれるなら蒼がいい。
この服を剥ぎ取って、ありのままを見せつけて、固く固く身体を抱きしめて……
「唯ちゃん……いいよ」
耳元の蒼の声が切なくて、色っぽくて。
もっと声が聞きたいと思い、身体を押し付ける。
蒼の唇が首を這い、身体が甘く麻痺する。
びくんと反応するあたしの身体をきつく抱きしめ、あたしに甘い痕を残す蒼。
「唯ちゃん……。
好きだよ。
……ゆ……い……」
耳を刺激する、幻のようなその言葉。
雰囲気を作るために言ってくれたなんてこと、容易に想像出来る。
それでもあたしの身体は正直で。
蒼の身体に爪を立て、身を反らせて、身体を震わせた……