危険なアイツと同居生活





「だめっ!!あたしの碧がッ!!!」



「俺でしょ!?」



「たまにはクールな碧がいいもん!」



「へぇー……」




蒼が急に歌詞カードを離したため、あたしはダルマのように後ろに倒れていた。




「いててて……」




ズキズキする腰を押さえていると、




「じゃ、特別にライブごっこしてあげる」




満面の笑みで笑う蒼。



ライブごっこ?



はてなの飛ぶあたしの手を引いて、蒼は彼の部屋に入った。




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