危険なアイツと同居生活




「大学の友達がライブをするみたいだけど、ギター担当の人が怪我で入院したみたいで。

だから、急遽ヘルプすることになったの」




そんなことを言いながらも、蒼は何だか楽しそう。





「いいの?そんなことして」




だって、Fの碧がライブに出ているなんて知られたら、色々まずいんじゃない!?




「大丈夫だって!

俺は戸崎蒼としてヘルプするんだから」




そう言って無邪気な笑顔をあたしに向ける。



< 213 / 528 >

この作品をシェア

pagetop