危険なアイツと同居生活
「分かった!?
どうしても速さについていけなくて。
何ヶ所か間違えたし。
やっぱり優弥は神だなぁ~」
しみじみ言う蒼に、
「蒼が変なジャンプとかしなかったら上手くいったよ」
慎吾がやんわり突っ込んでいた。
そんな慎吾に、さっきのメンバーたちが言う。
「君は……」
「あぁ……」
慎吾が口を開きかけた時、
「慎吾。俺の幼馴染」
蒼が言う。
「そっか、蒼の幼馴染?
じゃ、蒼のこと、よく知っているんだな」
ボーカルをしていた爽やか男子が聞き、慎吾は頷く。
「蒼のおかけで今日のライブ、大成功だったよ」
その言葉に、蒼は嬉しそうに笑った。