危険なアイツと同居生活
いつもと同じ晴れた日の朝。
小鳥の声を聞きながら、あたしは何気なくテレビをつけた。
その瞬間、あたしは固まっていた。
画面一面に出てきたのは、『雨』のMV。
紅いドレスを着たあたしを抱きしめ、挑発するように画面を睨んでいる。
その鋭い瞳に睨まれて、あたしの身体は熱くなる。
そして、
「きゃああああ!!」
朝から絶叫をしていた。
あぁ、爽やかな朝に最高に相応しくない映像。
碧は心臓に悪すぎる。