危険なアイツと同居生活





「唯ちゃん……」




蒼の声は元気がない。




「俺……」




蒼が口を開いた時……




ピーンポーン……




チャイムが鳴る。






「はい」




蒼が出ると、モニターには鬼の形相の優弥さんが写っていた。

そして、




「蒼!いくぞ、今すぐ!!」




優弥さんはけたたましい叫び声をあげて、蒼を連れ去っていった。

寝癖の髪とジャージ姿のまま。



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