危険なアイツと同居生活
いつもこれだ。
こうやって、突然嵐はやってくる。
それでも嵐に負けず、俺たちは頑張る。
この頑張りのおかげで、今のFが認められているのだから。
「仕方ない。やろう……」
正直、不安はある。
今の家には唯ちゃんがいるし、隣の住人だっている。
実家にいた頃のように、夜中まで練習も出来ない。
かといって、このスタジオに泊まり込んで練習するのも気が引ける。
それに、きっと唯ちゃんが寂しがるから。