危険なアイツと同居生活





「充電」




蒼はそう言って、胸に顔を埋めた。





ドキドキドキドキ……





鼓動が速い。

何度も蒼に抱きしめられているのに、あたしに免疫はつかない。

触れる度にドキドキして、気が遠くなりそう。

甘えられる度、求められる度に好きになっていく。





「うん!これなら出来そう」




蒼はとびっきりの笑顔であたしを見た。

だから、あたしもとびっきりの笑顔で蒼を見た。



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