危険なアイツと同居生活
確かに、最近の蒼はFの話をよくする。
ライブにも誘ってくれたし。
出会った頃はライブの予定を教えてくれなかったり、あたしがFのCDを聞くだけで顔を歪めていた。
だけど、それってあたしのおかげなのかな?
「優弥ーっ!
唯ちゃんに手出ししないでよぉ!!」
蒼がギターのチューニングをしながらこっちを睨む。
「しねぇよ、ガキが!!」
優弥さんは再び蒼に殺人的な睨みを利かせていた。
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