危険なアイツと同居生活
レオパード柄のハットを被っている優弥さん……いや、艶がいつものようにあたしに言う。
「悪いな、唯ちゃん。
今日も付き合わせてしまって」
「い……いえ。
あたしこそお邪魔してごめんなさい」
深々と頭を下げる。
それもそのはず。
今日は雑誌のF特集の撮影日。
そんな日に、Fとは何の関係もないあたしがいること自体間違いだ。
どうしてこんなことになったのか
……というと、こういうことなのだ。