危険なアイツと同居生活





お決まりのように訪れる気まずい沈黙。

優弥さんは足を組み直し、再び煙草をくわえた。





「それは……」




優弥さんが静かに言葉を発する。




「それは、てめぇらの勝手だろ」



「え!?」




あたしはまじまじと優弥さんを見ていた。




全く状況が理解出来ない。

優弥さん、あたしと蒼を引き離すのが目的じゃないの!?




拍子抜けして呆然と優弥さんを見つめるあたしを見て、優弥さんはさも面白そうに顔を歪める。



< 408 / 528 >

この作品をシェア

pagetop